テニスの王子様許斐剛/集英社『週刊少年ジャンプ』にて連載中
アメリカジュニア大会4連続優勝の天才少年越前リョーマが久しぶりに日本に帰ってきた。青春学園中等部のテニス部に入ったリョーマは、なまいきな態度から先輩達ににらまれる。そんなある日、ラケットをかくされたリョーマはウッドのラケットを使って2年生と戦うことになる。見事に勝利をおさめたリョーマは2,3年生しか出られない校内ランキング戦に出場できることになった。4ブロックに分けてリーグ戦を行い、各ブロック上位2名計8名がレギュラーとして各種大会への切符を手にすることが出来るのだ。果たしてリョーマは勝ちあがれるのか…。今までのテニス漫画の主人公と違って、クールで落ち着いているところがテニスの王子様というタイトルに結びついているのかも。先輩・後輩の縦のラインも細かく書いてあるのでテニス部の人はそういうところも読んでいて面白いかも。それと同級生の竜崎桜乃ちゃんとの今後も見逃せない。

一生!(KAZUO)太田垣康男/講談社『週刊コミックモーニング』にて連載中
飯島大樹は将来を嘱望された選手。子供(一生)も産まれプロ契約も目前と全てが上手くいっていた。そんなある日一生がファロー四徴症という重い心臓病であることがわかる。少しでも長く一生と過ごしたい大樹はプロ転向をあきらめ、実業団に留まる。しかし、一生のためには自分がいっしょう懸命テニスをしている姿を見せるのが1番ということに気づいた大樹はふたたびプロを目指す。ひとつひとつの言葉に重みがあり心にズシンとくる。子供が重い病気を持って産まれて来た時、親はどうすればいいのか、またまわりの者はどうささえればいいのか、本当に素晴らしい人間ドラマが描かれています。じっくり読みたい作品です。

しゃにむにGO羅川真里茂/白泉社『花とゆめ』にて連載中
主人公・井出延久(のぶひさ)は中学時代陸上部のエース。河原で出会った少女・尚田ひなこにひと目ぼれをして、彼女が所属する『女子は普通だが男子はメチャメチャ弱い』幕ノ鎌高校テニス部に入る。もう1人の主人公滝田留宇衣(るうい)。ジュニアでは名を知られていた彼も同じテニス部に入部。関東大会、インターハイの予選も兼ねた地区大会、1年生ながらも実力充分の留宇衣はシングルスを順当に勝ちあがり、県大会へ進出。ダブルスもエントリーするが、なんとペアはテニス経験のまったくない井出。サウスポーでネットプレイが得意な留宇衣、テニスのことは全く知らないが得意の足の速さをいかして打ちこむダブル両手打ちの井出、しかも性格も全く正反対の2人だが果たして地区大会を勝ちあがれるのか…。テニスは孤独なスポーツだとも言われるが、ダブルスを通じて2人の心が通じあっていく姿が描かれていて、読んでいてジーンとくる。2人のテニスの試合ぶりはもちろん、留宇衣の心の成長、井出のテニスの向上、そして2人の友情がこれからどう描かれていくのか楽しみ。

フィフティーンラブ塀内真人/講談社全6巻(KCスペシャル)全11巻(少年マガジンKC)
主人公の松本広海(通称ヒロ)は、元陸上部のエースだった。そんな彼がテニスを始め、世界的に有名なコーチに見い出されアメリカに渡り、ジュニアの最高峰オレンジボウルに出場するところから、最後にウィンブルドンで優勝するまでを描いている、非常にさわやかなテニス漫画。話がワールドワイドなのもテニスファンには嬉しい。
ヒロが持ち前の足の速さをいかしてライジングでボールをたたき、そのままネットに詰めるという必殺技『ヒロミスペシャル』はとにかく見ていてかっこいい。
『フィフティーンラブ』の面白いところは、単なるテニス漫画では終わらなくて恋の話や、友情などもよく描かれているところである。周りの人物設定も非常に細かく設定されていて、ヒロのライバル『黒豹』ことデビー、親友のビリーなど、個性的な人物ばかり。特に『黒豹』はリオスに通ずるものがある(この漫画が描かれた頃は当然リオスはまだデビューしていないが…)。今、読んでも充分に面白い、おすすめのテニス漫画である。

エースをねらえ!山本鈴美香/集英社全18巻(集英社漫画文庫)全14巻(中公文庫コミック)全4巻(中公コミックス愛蔵版)
言わずとしれた大ヒットテニス漫画。西高のテニス部の岡ひろみが宗方仁のコーチを受けて世界に通用する選手になっていく姿を描いている。宗方仁コーチと出会い大きく成長するひろみ、しかしコーチは大病におかされ余命いくばくもなかった…。お蝶夫人、藤堂、緑川蘭子、尾崎、千葉、マキなど、登場人物も本当に魅力的。お蝶夫人の縦ロールはけっこうテニスをする人達のあこがれ的なものだったりしました。この漫画に関しては説明はいらないです。とにかく何回読んでも奥が深く、感動します。この漫画を見てテニスを始めたって人も多いんじゃないでしょうか?また、ぜひTVアニメも再放送して欲しいです。

スマッシュをきめろ!志賀公江/集英社全4巻
主人公槇さおりはテニスの天才少女といわれる中学生。ある日突然、幼い頃生き別れとなった妹、東城真琴が練習試合の相手として現れる。姉を倒すためだけにテニスの特訓をしてきたという真琴の気迫に負けてしまうさおり。そんな姉を憎みきっていた真琴だが、次第にさおりの優しさに触れて心をひらいていく…。TVドラマ『コートにかける青春』の原作。さおりはお蝶婦人ばりの縦ロールの髪型でお嬢様なのだが、必殺技は意外にもスマッシュ。彼女の頭上を超えるボールは決してないといわれている。他にもローリングフラッシュ、持ちかえ打法などの必殺技が出てくる。

テニスボーイ原作:寺島優 漫画:小谷憲一/集英社全14巻
主人公飛鷹翔は運動神経抜群の少年。ある日軽井沢でテニスの勝負をしていたところを、カリフォルニア学園のコーチにそのたぐいまれなる運動神経をみそめられ、スカウトされる。カリフォルニア学園とは全寮制で1人の生徒にスタッフが100人つくというテニスのプロフェッショナルな場所だった。めきめき実力をつけた翔は最後にカリフォルニア学園のライバルゼニス学園と対決することになる。果たして結果は?最大のみどころは最後に対決するゼニス学園との試合。ミックス3試合行われるのだが、ツインビームなるわざも出てくる。ほのぼのとしたテニス漫画だ。

青春タイブレーク!松崎晴臣/徳間書店全3巻
榎本尊はスポーツが大好きな少年。ある日米軍基地内で出会った少年ロッド・グリンフィールドと遊びでテニスをする。見事に打ち負かされてしまった尊は本格的にテニスを始める。全日本選手権優勝の津田秋緒と出会い、コーチを頼む。しかし、その秋緒は試合中ボールを左目に受けて失明、テニス選手生命を失ってしまう。秋緒からラケットを譲り受けた尊はロッドと再び対決するべくテニスに打ち込む。『青春タイブレーク!』というタイトル通り、テニスに青春をかけた少年のさわやかなお話である。

Cコート安彦良和/徳間書店
大学の夏休みを利用して売れないテニス雑誌『Cコート』(センターコートの意)の編集員となった神無月純。いきなりUSオープンの取材をさせられるが、そこで出会ったのが船戸川愛。彼女は持ちかえ打ちという技を駆使してUSオープン1回戦突破。2回戦には敗れてしまうが、その才能には非凡なものがある。帰国した純を待ちうけていたのは会社の倒産。しかし、社長とともに愛をバックアップして会社をまた立て直そうとする純だが…。今までのテニス漫画と違うのは編集者の立場からテニスを見ているということ。ギャグも満載で絵柄もコミカル。特に編集長の江戸辺と愛の兄でありコーチの船戸川健は笑えるキャラである。


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