1/14(TUE)・観戦2日目
今日はいよいよ私たち各々の本命登場。イリーとグガことクエルテンの試合が奇跡的にも同じマーガレットコートアリーナ(昨年までのNo.1コート、以下MCA)に組込まれたため、開門と同時にいざMCAへダッシュ!コートサイドの一番前の席を陣取った。

アンドリュー・イリー(AUS)VSジェイソン・クラブ(AUS)
イリーは私たちが席取りをしているときすでに試合前の練習に入っていた。Oさんは久々の生イリーに『いたいた!』と満面の笑み。イリーの練習が終わるのを待って、Oさん手作りの応援旗にサインをしてもらったり、用意していたおみやげを渡したりした。相変わらずイリーはナイスガイだ。私はいつも彼のファンへの接し方に育ちの良さを感じてしまう。そのコメントにOさんは首をひねっていたけど(笑)。さて試合であるが、ホームでの絶大な人気を武器に活躍していただく予定だったのに、残念ながら同郷同士の対戦となってしまった。これはけっこうな誤算である。しかも相手のクラブという選手はしっかりと自分を持っている選手でイリーのバリアントな攻撃にいっこうに動じる気配がない。第2セットこそワンチャンスを活かしてイリーが取り返したものの、その後はクラブは着実にポイントを重ねる、一方のイリーはむちゃ打ちでエラーを放つ、少ないチャンスもまたエラーで落とす、の繰り返しで、応援していた私たちも第3セットの途中からは負けを覚悟し始める始末。昨年は怪我でシーズンのほとんどを棒に振ったのだから仕方ないと言えば仕方ないのだが、もうそろそろ新たな戦略を講じなければ彼の威力も通用しなくなってくるだろう。イリーにとって今年は間違いなく人生のターニングポイントになりそうだ。
グスタボ・クエルテン(BRA)VSイシャム・アラジ(MAR)
これは日本でもTV中継のあった試合なのでみなさんご承知の通りで、スコアこそストレートではあったものの内容は濃いなかなかおもしろい試合であった。まずは、両選手そろって本邦初お披露目ルックスを拝見。アラジは年末頃刈り上げたと思われる坊主頭。クエルテンは2003年版のウェアカラー。まずアラジの坊主頭だが、初めてネット上で坊主頭写真を見たときはディープなファンの方々に衝撃が走った模様だったが、実際お目にかかると違和感が全くないと言っていいほど馴染んでいた。当たり前だけど、ロン毛だったころにはなかった自分で坊主頭をなでる仕草が何度となく見られた。頭皮に汗をかいてるのかメルボルンの直陽を気にしているのか。しかしここ何週間かは何日か置きに刈り込んでるんだろうなぁ。その方が手間がかかりそうだが。
一方、クエルテンのアクアブルー&ホワイトの出で立ちは恒例のことながら相当目立つものであった。そういえば、どこかに『これってアルゼンチンカラーじゃないの?』『僕はそうは思わないよ』というやり取りが載っていたな。ちなみにダブルスの時のウェアは2色のカラーをすっかり入れ替えたようなデザインなのでなかなかコストパフォーマンスも優れている?
さて試合だが、帰国後見直したTV放送では気づきにくいが、第2セットタイブレイク奪取後、クエルテンはかなりのバテバテ状態でなかなか自分のサーブに入れなかった。やはり前週計算外に優勝してしまったため体力を消耗してしまっているのか?一方、アラジもやはりどのゲームも白熱したストローク戦になってしまうのでけっこうスタミナが気になるようであった。試合終了直前にはアラジの足がもつれて倒れ込み、そのまま『お昼寝ポーズ』を披露して観客を沸かせていた。クエルテンもアラジの名演技に騙され、ネット近くまで心配して見に行き、笑いながら引き返していた。
試合は、やはり急場を凌げるエースを持っているクエルテンが少ないチャンスをモノにして2回戦進出。何しろ鬼門の全豪だけあってとてもうれしそうで、通用門とは対岸になる私たちが座っていたブラジル応援団のところまでわざわざサインに来てくれた。
レイトン・ヒューイット(AUS)VSマグヌス・ラーソン(SWE)
グガとアラジが引き上げたあと勝利の余韻に浸っていると、次の試合のジェームズ・ブレイクがなんとノースリーブで登場。会場を一瞬どよめかせた。しかし、ヒューイとラーソンの試合が気になる私達は6時間陣取っていたMCAを後にしてRLAに移動。もう中盤くらいまで試合が進行していると思いきや、席に着くとまだ第1セット第3ゲームが終わったところであった。この頃日差しはもっともきつい時間帯で、グガの試合に渾身込めすぎた私はOさんを残してひとまずホテルに引き上げることにした。ところが、ホテルに戻ってシャワーでも浴びTVでのんびり二人の試合の続きを見ようと思ったものの、これがなかなか大接戦で、No.1シードは危うい状態である。私はラーソンにはなぜかこれまで縁が無く、昨年のAIGで初めて真剣に試合を観たというお恥ずかしい状態であったが、もうそろそろ引退かと取りざたされている中、今大会も予選から勝ち上がり、11歳年下のNo.1シードを相手に汗だくでがんばられたのじゃ、私も風呂等入っておる場合ではない。いつの間にかTVの前でぎゃあぎゃあと応援していた。そのラーソン選手、第4セットのレイトンのサービスゲームの時、ファーストサーブがフォルトと判定された後、あわてて自分のチェアに戻る場面があった。照れ笑いをしながら主審に何度も目で合図を送りつつコートに戻るラーソンに主審も釣られて苦笑い。どうやらそのゲームの初め、すでにガットが切れていたラケットを間違えて持って出てきてしまったらしい。いつも強面のラーソンの照れ笑いはなんだかすごくチャーミングだ(笑)しかし、レイトンのファーストサーブがフォルトじゃなかったらどうなっていたんだろう。そして最後の力を振り絞って第4セットをTBの末取り、2-2としたところで、私は走ってRLAに戻った。勝つにしろ負けるにしろ、生で拍手を送らねば!やっとRLAの自分の席に到着したとき、すでにラーソンはワンブレイクダウン。Oさんによると、やはりTB後消耗が激しく、めっきり動けなくなってしまったらしい。試合はそのまま地元レイトンヒューイットが辛勝。試合後のインタビューでも『ラーソンがなかなかしぶとく粘ったもんでココに来るのが遅れた(もしくはもう来られないかと思った)』というようなことを言っていたが、これはラーソンに対して敬意を表して出た言葉だろう。注:ラーソン選手は3月末引退を表明しました。今後はジュニアの指導にあたるそうで更なる活躍を期待します。
この日のナイトセッションのチケットも持っていたのだが、日没と同時に下がっていく気温と各々の本命に全力をそそぎ込み、力尽きた私たちはロディックの試合の途中で退場。本日の観戦はここまでとなった。
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