|
|
最近のテニス界は10代いわゆるジュニアの活躍が素晴らしい。日本でも森田あゆみ、錦織圭などが海外のグランドスラムジュニアで活躍し、注目を集めている。その、森田と錦織も出場した世界スーパージュニアテニス選手権大会が10月10日(祝)〜16日(日)まで大阪・靱(うつぼ)テニスセンターで開催された。今年は大阪でスーパージュニアが開催されるようになって10周年という記念の年でもある。雨にたたられた日もあったが最終日まで熱戦が繰り広げられた。男子シングルスはベスト4に錦織圭と会田翔の日本人選手2人が勝ち残った。準決勝1試合目は第1シードのジェレミー・チャーリー対第9シードの錦織圭。チャーリーはジュニアランキング3位、ウィンブルドンジュニア優勝、USオープンジュニア準優勝の強豪である。この2人は今年のUSオープンジュニアの3回戦で対戦している。その時はストレートでチャーリーが勝利したのだが、錦織が3回戦に進出したということで話題を集めた。ストローク力では互角の打ち合いを見せるが2人の差はサービス力にある。チャーリーは長身を活かしたスピードのあるサービスでピンチを切り抜けられるが、錦織の方はセカンドサービスをチャーリーにフォアに回りこんで決められてしまうシーンが何度も見られた。第1セットは第4ゲームでブレイクされ、そのままキープされ3-6で錦織が落とす。第2セットは4-5から相手のサービスで0-40とブレイクチャンスがあったが、取り切れず4-6で取られストレートで敗退。しかし、ストローク力がかなりついてきており、今後の活躍が楽しみだ。もう1つの準決勝、マリン・チリッチ対会田翔。チリッチはジュニアランキング3位で今大会第2シード。全仏オープンジュニア優勝、その他の3グランドスラムで全てベスト8進出の強豪選手である。チリッチの強烈で速いサービスに苦しめられてなかなか自分のよいところが出せずにストレートでこちらも敗退。決勝はチャーリー対チリッチという第1.2シードの戦いとなった。この2人は今年のUSオープンジュニアの準々決勝で対戦しているが、この時はチャーリーが2-1で勝利。2人に実力の差はない。ストローク、サービス、体つき、全てが同等であるが、差は今日の試合に限っていえばメンタル面にあった。線審のジャッジミスに怒りを見せるチャーリーに対し、スライスなどを使ってピンチを冷静に切り抜けたチリッチ。このメンタル面の差がそのまま勝敗に結びついたと思う。チリッチが6-4,6-4のストレートでUSオープンのリベンジを果たし、優勝。女子シングルスのベスト4の中にも日本人選手が勝ち残った。森田あゆみである。15歳でプロに転向、全仏オープンジュニアでベスト4、ジャパンオープンジュニアでは準優勝、AIGジャパンオープンではWCで本戦入りを果たした。1つ目の準決勝森田あゆみ対カロライン・ウォズニアッキー。この2人はジャパンオープンジュニアの決勝で対戦しており、その時はウォズニアッキーが勝っている。この日は森田がウォズニアッキーを左右にふり、よく走らせていた。6-2,7-5のストレートで勝利し、リベンジを果たす。もう1つの準決勝はビクトリア・アザレンカ対ラルカ・オラル。アザレンカは16歳でジュニアランキング1位。全豪オープンジュニア優勝、ダブルスでは全豪、全仏、全英オープンジュニアと3冠。第1セットは6-3でアザレンカが取ったのだが、第2セットに入ると急にミスが増え始め、3-6で取られるが最後は自分のペースを取り戻し6-2と取り決勝進出。決勝は森田対アザレンカとなった。決勝ではアザレンカのプレーの安定ぶりが目立った。攻撃の時のハードヒットに加え守りも良いのである。森田も何本かウィナーを取るのだがなかなか続かない。最後の方は集中力を失ってダブルフォルト、安易なミスも目立ち始め、6-4,6-2でアザレンカが勝利し優勝。見事な勝利であった。森田あゆみはダブルスで瀬間詠里花と組んで優勝。 |
|
![]() マリン・チリッチ(クロアチア) |
![]() ジェレミー・チャーリー(フランス) |
![]() 錦織圭(日本) |
![]() 会田翔(日本) |
![]() ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ) |
![]() 森田あゆみ(日本) |
![]() ラルカ・オラル(ルーマニア) |
![]() カロライン・ウォズニアッキー(デンマーク) |